Q10. 売主に選ばれるオファーを書くには Mariko Mitsui ホームページへ
複数オファーが来たときの必勝法はありますか。(Kさん リンウッド在住)

A. 値段が一番高ければ良いというものでもありません。

最近のマーケットでは、人気になりそうな物件は必ずといって良いほど、オファー受付期間を設け、締め切り後、売主さんのところへ数件同時に持っていくことがあります。買い手としては最もストレスに感じるときですが、逆の立場から見ると、来場を集中させることなく、また早い者勝ちと焦ることなく、公平に受け付けることができるということで、現在ではこのような受付が主流となっています。

そこで売主さんが同時に複数ものオファーを比べるとき、最も重視するのが価格、次に引渡し日、それから他の条件等です。

オファーを書く前に、売主がどのようなオファーを好むか、前もって出来るだけ情報を入手します。
既に空き家の場合、引渡し日までが短いと好まれますし、その逆もあります。入念な市場調査をし、最高金額を算出、購入後も市場とかけ離れないかどうか、また金額だけでなく、その他の条件、例えばインスペクションやファイナンスの条件を売り手側に有利になるようにします。

この「その他の条件」も非常に優位をつける基準ともなり、例えば、金額は高いのですが、ファイナンスの事情が悪かったりすれば、信頼されずに敬遠されることもあります。オファーを書く前にインスペクションを済ませ、特に何も問題がなければ、インスペクションで交渉しないということを条件に組み込み、印象を良く見せることも。

また、Higher Bidderといって他のオファーが自分より高く来た場合、上限を定め、相手側よりいくらか高く買うという条件がありますが、この方法は、実は腹の内を見せているのと同じと取られ、特にSeattle、Eastsideのエリアでは最近あまり主流ではなくなってきました。一度にスパッと勝負に出た方がわかりやすい、またまさにBidding Warになりかねないので、敬遠される場合もあります。

その他、AgentがBuyerさんを紹介する手紙を書いたり、直接Buyerさんが売主さん宛に写真入りなどで気持ちを伝える、それらを売主に直接手渡し、好印象を計る等、様々です。特に皆が似たようなオファーをしている場合には予想外の効果を発揮することもあります。相手側によっても色々ですので、重々相談し、双方納得の上、勝利に挑みましょう。がんばってください。
《2005年8月》

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