Q17. Escrowの役割
Escrowの役割を教えて下さい。(Fさん ボッセル在住)
A. 契約を円滑に進めるため、全ての関係各所と関わり、引渡しに関わる業務を統括します。
契約中は色々なお金が行き交いします。例えば
【Buyer 買い手側】
1.手付金 → BuyerからそのままSellerさんに渡すのではなく、一度Escrowのトラストアカウントに預けます。
2. Inspectionで交渉した弁償費用 → 契約書に基づき、Sellerさんが負担する額をクロージングの際に清算します。
例えば、屋根を取り替える場合、半分だけSellerさんが負担し、引越し後Buyerさんが好きなグレードで張り替えたい、など。
3. ローンの借り入れ額 → 銀行から借りたお金も、一度Escrowのアカウントに預けます。
これをファンディングといい、Escrowにお金の入金が確認されれば、登記の最終登録の手続きに入る指示をタイトル会社へ送ります。
4. その他引渡しに掛かる費用 → クロージングコストといいますが、この中には前もって払う税金、利息、頭金、その他各所からの契約に関わる手数料が計算されます。
すなわちBuyerは、下記の通り相殺された金額をEscrowに渡すのみとなります。
(購入金額+クロージング費用)-(ローン借り入れ額+Sellerからの負担)=残金清算額 → Escrowへ預ける。
【Seller 売り手側】 上記のやり取りに追加し、
1. ローンの借り入れ残金清算 → 売却時にEscrowが売却益より返済する手続きを行います。
2. その他引渡しに掛かる費用 → クロージングコストといいますが、売買手数料のコミッション、税金(Property Tax, Excise Tax)、各Utility会社の清算、その他各所からの契約に関わる手数料、ローン会社からの振込み、が計算されます。
すなわちSellerは、下記の通り相殺された残金を売却利益として受け取れるのです。
売却金額 -(クロージング費用+ローン残高清算)=売却利益 ← Escrowより受け取る。
このように、安全かつスムーズにお金の流れや、引渡しに関する業務が行われるよう、Escrowの役目はとても大事です。
なお、Escrowはお金のやり取りをするところですので、必ずライセンスを持っているオフィサー、会社はもちろんのこと、期日を守れる、また想定外の事故に遭った場合(ローンの送金が遅い、タイトルの移転が出来ない等)の素早い対応の出来るEscrowが最も信頼のおける会社と言えるでしょう。
終わりよければ全てよし、というように、エージェントからの期待も多く、それに対応すべく、最近はサービスが多様化しています。オンラインで契約状況が見られたり、お客様の都合に合わせキャリアサービスといって、希望する場所まで出向いてサインをしてくれる会社も増えています。
Escrow の役割を表すチャートは「
Buying Process
」のページでご覧いただけます。
《2006年4月》
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