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今回のお宅訪問は湖に囲まれた街、Kirklandにお住まいのSachikaさん & Bradさんご夫妻宅にお邪魔しました。
Mariko:もう引っ越されて1年半以上経ちましたか。
Sachikaさん:そうですね、来年の1月で2年です。
Mariko:早いですね〜。この家の決め手は覚えていらっしゃいますか。
Bradさん:やはり家からのViewだね。それから入った瞬間の雰囲気とか。まず、景色が見える家が優先だったから、昼間に来て、それから夜にも見せてもらって。Seattleダウンタウンが見える夜景がとにかく気に入ったのを覚えているよ。
Sachikaさん:晴れた日には向こうの方にオリンピック山脈も見えてきれいです。
Mariko:July 4thや大晦日の花火はどうでしたか。
Sachikaさん:見えるはず!と最初の年には友人らを招き、July 4thを楽しみました。実は実際に始まるまでドキドキしていましたけど!全く見えなかったらどうしようって(笑)。きれいに見えてほっとしたのを覚えています。
【将来売るときがあったら是非一報ください、と訪れた人がいます。】
Mariko:それにしても今でも覚えています、前のOwnerさん(苦笑)。あそこまで強烈な印象の方たちは後にも先にもあまりいませんね〜。
Bradさん:最初は家の説明とか丁寧にしてくれて、とてもよい人たちだなぁと思っていたけれど、いざ交渉になったらいきなり豹変して、戸惑ったよなぁ〜。
Sachikaさん:インスペクションまで立ち会ったときにはびっくり。今思えば、私たちだけで家をじっくり観たことがなかったですよね。
Mariko:そうでした! あれはさすがにびっくりしました。普通、OwnerさんはInspectionでは家を空けるものです。相手側のAgentに連絡をし、すぐに外してもらうようお願いしたのに、なぜか相手側のAgentも来ちゃって、結局全員でInspectionを見守って・・。全くわけがわからなかったのを覚えています。今思えば前代未聞だらけ。非常にやりにくかったですね(苦笑)。
Sachikaさん:交渉中も、あまりにも理不尽なことばかりだったので、何度も購入をやめようかと半ば諦めたこともありました。
Mariko:私も幾度となく思いました。しかし原点には、“Ownerはともかく”この家は好きですか? って(笑)。答えはいつもYesでしたので、それを支えに乗り切りましたね。それまで2年以上も売れずに、最初はどうしてこんないい家が売れ残っているのか疑問に思ったほどです。結局は5回もAgentを変えていたSellerが原因だったとは、売れ残りにも色々理由があるんだなぁと痛感しました。
Sachikaさん:今でも当時、私たち以前にオファーを書いたことがあるという方が、つい先日玄関先まで訪れました。うちは行き止まりなので、また道に迷った人かと思いましたが、そうではなくてびっくり。今でもこの家を想ってくださっているようで、将来売るときには必ずご連絡くださいって言い残していきましたよ。
Mariko:へぇ〜それはとてもめずらしいです。よっぽど惜しい思いをされたのでしょう。でもそれだけ未練に残るほど“良い家”ということが証明されることはよいことですよ。
【じっくり良い家に仕上げていきたいです。】
Mariko:さて、購入当初、色々とUpdateをするとのことでしたが、その後プロジェクトの進行具合はいかがですか?
Sachikaさん:もう、あれもこれもと欲張ると大変。アイデアばかりで行動と伴っていませんね。
Bradさん:家の修繕など想った以上に手が掛かったのもあるね。そういうことは、引越しをして初めてわかること。まず、木々に囲まれているので雨どいがすぐにゴミで一杯になる、そのつまりが今度は配管へ行ってしまい、雨水がうまく排水されないということがわかった。だから雨どいを替えて、配管のつまりは日用大工屋さんから工具を借りて直したよ。
Mariko:ふむ〜。普通の人は何となく水はけが悪いで終わってしまいますが・・・。そして気がつかないまま、売るときに床下水浸しというケースが・・。それからインスペクションで指摘されたデッキをご自分で取り掛かっていますね〜。
Bradさん:これはもうすぐ終わるプロジェクト。あのビーム(柱)も全部、友人でと一緒に建て付けたんだ。
Sachikaさん:柱一本、やはりこんな大きな面積を支えるともあって、すごく重いんですよ。よく二人だけで持ち上げたと思っています。もう、作業中はハラハラドキドキ。ここに命があるだけでもラッキーです(汗)。
Mariko:Bath Roomを大改造したと伺いました。やはりこれも全部ご自分で?いやぁ〜凄いですね。
Bradさん:そんなに大改造というほどではないんだよ。ただ、タイルとシンク、新しいライトと鏡、それとメインの床を変えたんだ。
Mariko:あれ、キャビネットは変えていないのですか?
Bradさん:これは“Re-Face”といって元のキャビネットに少し化粧をして枠を新たに取り付けただけなんだよ。この枠はHome Depotで売っていて、キャビネット表面に簡単に取り付けられる。その上から好きなペイントを塗り替えただけさ。簡単でしょ?
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Mariko:なるほど〜。言われて見ればそうですが、全くわからなかったです。 これだったら私でもできそう!?でも、ちょっとしたアイデアでここまで変わるんですね。
【リモデルは自分でやるのが一番安心。】
Mariko:一般の人は「リモデル」というとやはり大仕事。通常はプロを雇ってしまいますが、このようなキャビネットのRe-Faceのように簡単なこともありますね。自分でやりたいけれどイマイチ踏み出せない方々(私も含めます!)にアドバイスはありますか。
Bradさん:僕の場合はまず、色々と情報集めから始まったね。図書館に良く通ってはリモデルの本を読みあさった。カテゴリーごとに分かれているのもあって、例えば今日はタイル貼りを学ぼうとなると、タイル貼り専用の特集がたくさんある。デザインや色調は雑誌をそのまま参考にすると簡単だよ。
それから、実際に読んでいるだけだと中々イメージが沸かないので、ビデオもよく借りて、やり方を目で見て確認、覚えたのもある。
Mariko:なるほど。知識と作業の仕方が合致してより一層覚えやすくなるのですね。お薦めの教材があったら教えて下さい。
Bradさん:ビデオだとHome ShowsとかHome Timeなど。本当にこの手の雑誌やビデオはたくさん出ているから、自分に合った、わかりやすいのを選ぶといいよ。後は近所のHome DepotやSearsなどでよく実践の講習会をしているよね。僕も何度か参加して作業前に何度もシュミレーションした。そうするとわりと問題なく、すんなり出来たね。
Mariko:やはり自分でやりたいという一番の理由は?
Bradさん:とにかく自分で納得してやりたいというのが一番かな。それから何と言ってもコストが安い。アメリカは工賃が高いからね。その分、好きな素材を手に入れる。それと大工屋さんも本当に色々な人がいて、僕は一度過去にエライ目に遭っているから、それっきり自分でやることにしている。
もちろん、ちゃんと仕事をする大工屋さんもいるし、自分ですると時間も掛かるので、やはり自信がなければお願いするのはいいと思う。
僕はその昔、NYで築200年以上の一軒家に住んでいたことがあったので、ある程度、色々なことを経験したこともあり、自分でやるのは全く抵抗ないんだ。ただし専門的なこと、例えば電気の配線や配管、ガス等などはライセンスがないと出来ないものだから、僕も業者に頼むよ。
Mariko:すごい〜。築200年はシアトルにも中々ありませんね。それでは一番手始めにするとしたら、何が一番簡単でしょうか。
Bradさん:小さなところからやること。例えば急に壁をぶち破くのは、後で手に負えなくなり大変だからね。ペイントなんか、良い練習じゃないかな。あれは誰でも簡単に出来て、おまけにコストも安い。失敗すれば塗りなおしが効くという、リモデル初心者には心強いのでは(笑)。
【まるで一枚の絵が四季折々変わっていくようです。】
Mariko:恒例の質問ですが、この家で一番気に入っているところを教えて下さい。
Sachikaさん:最初にも言いましたが、とにかくこの家の目玉はViewです。湖の色を中心に、季節や時間で風景が様変わりしていきます。朝方、水面に霧が垂れ込んだり、夕陽が沈むときなどはすごく幻想的で、ずっと見ていても飽きないですね。
それからご近所さんとは密集していますが、土地も広く、家の中からはプライバシーが常に保たれていること。たまに不安になるくらい静かで、引越した当初は返って落ち着かなかったのですが、今ではそれがとても好きで、すごく安心した気持ちになれます。
Bradさん:それからなぜか日本的な雰囲気が家全体にあったんだよね。
Sachikaさん:そうそう、どこか懐かしい雰囲気に包まれ、最初からしっくり馴染みました。それと自宅にはアジアンテイスト調のものが多いので、私たちにはぴったりでした。
Mariko:私もこの玄関からリビングのアプローチが一番好きです。このままリモデルしなくても充分素敵ですが、今後のプロジェクトは何があるのですか。
Sachikaさん:はい、長〜いリストがありますよ(笑)。後3年くらいしたらまた取材しに来てくださいね。その頃には、この暖炉がガスに、それからDiningがキッチンと一面にオープンにする予定です。それから、マスターバスを改築・・・とまぁ、挙げたらキリがありません。
Mariko:はい、それまでこの“お宅訪問”シリーズが衰退しないよう、それを励みにがんばります(笑)。
【運命の家は必ずあります。】
Mariko:最後にこれから家を買われる方にアドバイスをお願いします。
Sachikaさん:今の市場はとても回転が速く、私たちでは着いていけなかったかも。タイミングこそそれぞれ違いますが、やはり運命の家は必ずありますから、諦めずに納得が行くまで、じっくりと探すのもいいかもしれません。
Bradさん:友人に良い配管工事屋さんと、電気工事屋さんがいるとパーフェクトだね(笑)。
Mariko:ありがとうございました(笑)。
ご夫妻共々、ご自宅をとても大事にしているのが改めて伝わりました。これはいつもお邪魔した瞬間に感じることです。
また、家のメンテナンスは、買った後からすぐにスタートするのが大事ということを改めて痛感。
これから秋にかけ、市場が落ち着いてくる頃。買い手にとって一番良い季節を迎えます。私もこの秋は、お客様とじっくりお付き合いができればと構えています。
愛犬のさくらちゃんは取材中も終始ご機嫌。しびれを切らして最後はお気に入りのおもちゃを、私の前にひとつずつご披露してもらいました。
3年後、また取材が出来ることを楽しみにしています。
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